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ABOUT US

―アドバイザーあいさつ―
fujino

   藤野 博

   東京学芸大学

特別支援科学講座 

東京学芸大学教育学部教授。

 

東北大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。東北大学より博士(教育学)。川崎医療福祉大学専任講師、東京学芸大学専任講師,同大学助教授(准教授)を経て、現職。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。

主な著書に、『絵でわかるなぜなぜ会話ルールブック』(共著)合同出版、『自閉スペクトラムの発達科学』(責任編集)新曜社、『コミュニケーション発達の理論と支援』(編著)金子書房、『発達障害のある子の社会性とコミュニケーションの支援』(編著)金子書房、『発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本』(監修)講談社、『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』(監修)講談社、『障がいのある子との遊びサポートブック』(編著)学苑社など多数。

​会話を楽しむこと。
それが私たちの活動のテーマです。

自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害の人たちはコミュニケーションに困難を抱えています。とりわけ何を話してもよい雑談は苦手なようです。そのような問題に対し、会話のスキルを教える指導には一定の効果があります。私たちも長らくそのような支援活動に取り組んできました。

 

しかし、苦手なところを訓練するようなアプローチは楽しくないことが多く、子どもも受け身になりがちです。そして、楽しみながらコミュニケーションや社会性が育つ方法はないものか、と試行錯誤するなかで出会ったのが、テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)でした。

このゲームは、RPGなどに日頃なじんでいる子どもたち(この頃の大人にも)に親しみやすい内容で、とくにASDの人と相性がよいようです。ふだんの会話ではほとんど喋らないASDの人たちがTRPGで遊んでいる場面では驚くほど饒舌になり、会話を楽しんでいる様子をよく見ることができます。まるで別人かと思うほどです。

そのような経験を通して私たちが得た気づきは、コミュニケーションの問題は能力もさることながら、場面のデザインの問題ではないかということです。コミュニケーション場面のデザインがマッチしていれば、社会性の障害とされているASDの人たちもとても社交的になるからです。それはまた、毎日の生活での心の安定にもつながっているようです。

 

本サイトでは、そのような余暇を楽しむ場である「サンプロ」の活動を紹介しています。

 

SUNDAY PROJECT にようこそ!

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